これは、新型コロナウイルスのレプリカ時計パンデミックが明らかになるにつれ世界経済にも波及、株安、円高、自粛などに伴う消費の停滞が大きな要因にほかならない。特に訪日客の減少、つまりインバウンド消費の停滞は、日本におけるラグジュアリー市場の売り上げを支えていただけに、かなり深刻のような気がする。
そして、気になるのは今後どうなるかということだ。これについていくつかの並行輸入店に聞いてみたが、現時点での状況がまだ続くと仮定するとさらに下がる可能性は少なくないという意見だった。
ただ、気になる点がひとつある。そんな話をしていた後になって、急遽ロレックスが3月17日からの10日間、ジュネーブ、ビエンヌ、クリシエの工場を閉鎖することが報道で明らかになったからだ。
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