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腕時計の健康診断
腕時計の健康診断
コピー時計ユーザーにとって、毎日使う腕時計はいわば「相棒」のような存在です。使っていると、外装にはヨゴレやキズがつき、機械は摩耗したり油が減少したりしていきますが、これらの「トラブルの芽」は毎日使っているだけに気がつきにくいものです。相棒が突然動かなくなってしまわないように、半年に一度は腕時計の健康診断をしましょう。


ケース
まずはケースの状態を確認するために、ケースをきれいにしましょう。汗やホコリ、脂や垢などでキズやスレなどが隠れていることが多いです。逆に、キズだと思っていたものがヨゴレである場合もありますので、正確な判断のためにもクリーニングは必須です。


風防
風防もケースと同様に、クリーニングするところから始めます。風防は大きくわけて、プラスチック風防、ガラス風防、ガラス風防+コーティングの3種類がありますが、それぞれ気にしなければ行けない箇所が異なります。プラスチック風防は、サイド部分の割れに注意しましょう。ヒビなどが入ったまま使っていると、水の混入などのリスクが高まります。ガラス風防は、欠けを見逃さないようにしましょう。小さな欠けをきっかけに、大きな割れにつながることがあります。現行品に多いガラス風防+コーティングのものは、かなり頑丈なのでそれほど気にしなくても良いですが、コーティングの状態を確認してみてください。コーティングが剥がれたまま使うのは、せっかくの時計がみすぼらしくみえてしまいますので、気がついたら早めに交換することをおすすめします。


竜頭とプッシャー
竜頭やプッシャーは、きちんと操作できるかどうかを確認します。ねじ込み式のものやレバー式のものは、開閉がきちんとできるか確認しましょう。一番気をつけなければいけないのが、竜頭やプッシャーがそれらを固定しているケースや軸から外れることです。家の中ならまだしも、屋外で竜頭やプッシャーを紛失すると見つけるのは困難です。加えて、古いものや終売している腕時計は同じ部品をさがすのがかなり難しく、結局その腕時計が使えなくなる、という可能性さえあります。竜頭やプッシャーがどのように固定されているかをきちんと理解し、状態を確認しましょう。


ベルトとブレスレット
毎日使う腕時計で、いちばん状態が変化するのがベルトやブレスレットです。革ベルトは、できれば季節ごとに付け替えたいところですが、これを実践するにはそれなりのお金がかかります。とはいえ、せめて、年に一回は交換したほうが良いでしょう。数万円のベルトを何年も使う使い方よりも、数千円のベルトをこまめに変える使い方のほうがメリットは大きいはずです。同じように、ブレスレットはケース以上にヨゴレていることを理解して、こまめな洗浄を意識すると同時に、各パーツの具合を確認しましょう。


電池とムーブメント
電池やムーブメントは、素人には状態がわかりにくい部分です。電池は止まったら交換、でもよいのですが、いざという時に使えなくなるのが腕時計なので、たとえば誕生日など、タイミングをきめて交換するのもよいでしょう。機械式時計では数年に一度の分解掃除が求められますが、毎日使っているのであればそのスパンは遵守したほうがよさそうです。健康維持の費用をケチると、いざという時にかえってお金がかかるのは、人間でも腕時計でも同じです。


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