ミリタリーウォッチはもともとは軍用に開発・製造された腕時計です。
そのため米国のミルスペックを始めとした、厳格な規格認定ウォッチがミリタリーウォッチなのかもしれませんが、現代では戦時中に使われていた時計の特徴やコンセプトを再現したモデルが多くなります。
現在に続く機械式時計が確立したのは、18世紀です(レバー脱進機の開発とした場合)。その後歴史を紡いでいきますが、長らく懐中時計が主流でした。女性が装身具としてブレスレットのように腕に着用することはありましたが、「腕時計」は決して一般的ではなかったのです。http://www.osakacopyshop.com/swbrands/name-b1670/
しかしながら19世紀後半になると、近代化に伴い、戦争もまた高度化していきます。
とりわけ製鉄技術の向上によって大砲が進化し、大規模な砲撃戦が各国で始まります。その際、懐中時計をいちいちポケットから取り出す手間を省くため、兵士らはこれを腕に巻くようになりました。
ちなみに1894年に日清戦争が始まりますが、その際日本軍の兵士が時計を腕に巻き付けていた資料もあるようです。
さらに時計製造技術の発展によって小型ムーブメントが開発されるようになり、第一次世界大戦をきっかけに本格的に腕時計が普及していくこととなります。
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