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【腕時計の基本】クロノグラフとは?その種類と使い方
クロノグラフは「特定の経過時間を計測するための機構」です。日本人に馴染みのある呼び方をすれば、ストップウォッチ機能と言えます。一般的なクロノグラフは時分針の他に「クロノグラフ針」を備えており、この針をスタート・ストップボタンで制御することで任意の時間経過を計測します(詳細な使い方は次項で解説)。

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機械式腕時計には様々な機構が存在しますが、その中でもクロノグラフの需要はトップクラスです。


クロノグラフは時間を計測できるという多機能性に加え、文字盤の配列がメカニック!秀逸なデザインになっていることが多いことが人気の背景として挙げられるでしょう。


そのため、各ブランドの定番モデルには必ずと言ってよいほどクロノグラフ搭載機がラインナップされています。


なお、「クロノグラフ 」という言葉は、ギリシア語の「クロノス=時間」と「グラフォス=記す」を合わせた造語です。クロノグラフの原型であった時計が”文字盤上にインクの滴を垂らして経過時間を記した”ことが由来となっています。


ちなみに現存する資料やクロノグラフ機構から、1816年にルイ・モネが発明し、1822年にニコラ・マシュー・リューセックが「クロノグラフ」と命名・特許取得したことが歴史の始まりとされています(余談ですがルイ・モネは時計の歴史を200年早めたと名高いアブラアン=ルイ・ブレゲの共同制作者で、後に計測機構としてのクロノグラフと時計を初めて一体化させたのはこのブレゲと言われています)。


時計の精度に関する公的規格「クロノメーター(COSC)」と混同しがちなので、要注意です!


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