本来なら、腕時計偽物人気ブランドが“値上げ”するというだけで騒めくのだが、ことロレックスについては“値上げ”と聞いてもおそらくピンとこない人のほうがいまとなってはほとんどであろう。
商品の大半が国内定価を超えるプレミアム価格のいま、いくら値上げしようがその金額では買えないのだから致し方がない。そのため今回は当連載でもこの価格改定について取り上げようかどうしようかと迷ったのだが、ロレックス関連の情報としてはやはり無視はできないため、一応、主要11モデルの国内新定価と旧定価との差額について最後に記載させていただいた。興味があれば参考にしていただきたい。おそらくは単に新旧の差額だけを目にしても、みなさんは「ふ〜ん」という感じで終わるのかもしれないが。
さて、今回のロレックスによる価格改定、実は久しぶりのことというわけではない。2019年10月1日の消費税増税に伴う改定から数えると、今回で何と5回目の値上げとなることをご存じだろうか。
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