知っておきたい。カレンダープレートと「日送り車」の関係 |
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なぜ禁止時間帯が存在するのか。それは、カレンダー駆動を司る、その構造に理由があります。
と言うのも、腕時計に使われているカレンダーは時計内部でドーナツ型のプレート(日車)が時計回りに動くことで日付が変わっていきます。下の画像からおわかり頂けるように、1~31の日付が印字されていますね。
機械式時計 カレンダー
ブランドコピー時計
そして、このプレートには内周に等間隔に突起が用意されており、この突起を「日送り車」と呼ばれる歯車によって動かすことでプレートが時計回りに動く仕組みとなっています。具体的には24時間で1周する「日送り車」に取り付けられた一つの突起(日送り爪)が、カレンダープレート内周の突起に引っ掛かることで、1日の終わりに1メモリ進むというわけです。
既にご存知の通り、私たちが普段利用している暦の上では、全ての月が31日まで(大の月)、というわけではありません。しかしながら上記の構造では、小の月(月末が30日まで)や2月には手動での調整が必要となります。
この手動調整がいちいち針をくるくる回して24時間分送らなくてはならない・・・だと、結構大変ですよね。
そのため現行モデルの多くが、リューズ操作の切り替え(一段引き・二段引き等)によってカレンダーディスク変更機能(日修正機構)を搭載している一方で、この時にやりがちなのが、「操作禁止時間帯のカレンダー変更」なのです。
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